先日、広島司法書士会開催の市民公開講座において、終活をテーマに講師を担当しました。
会場は、法務局と裁判所の近くにある広島司法書士会館です。天気の良い日で、当日は90名近い参加がありました。会場もほぼ満席です。同時開催の無料相談会も大盛況でした。相続登記義務化も始まり、相続への関心が特に高くなってきているように感じます。
このチラシ、見やすくわかりやすくなるようにと、頑張ってみました。いかがでしょうか?司法書士が作成すると、どうしても書類という感じで字数が多くなり、わかりづらくなってしまいがちです。司法書士会は会として事業を行っていて、その中にある委員会に所属しており、そこの事業として、毎年市民公開講座を開催しています。
司法書士会館には、地下にホールがあり、公開講座や司法書士会員の研修などで使用します。会館の建設にあたっては、過去、私が司法書士になる前ですが、賛否両論あったそうです。建設費も維持費もかなりかかるものですが、そのお金は会員である各司法書士が納入する司法書士会費にて払われています。ただ、こういう場所があるのは便利だと思います。
講座は終活を切り口に、相続や後見制度についてお話しさせていただきました。相続制度はなかなか複雑で、遺言も法定の様式があったりとなかなか決まりごとが多いのですが、なるべくわかりやすく説明させていただいたつもりです。専門用語はあまり使わないようにしていますが、それでも難しくなったり、もれがないようにとボリュームがかなり増えました。
日本司法書士会連合会作成のエンディングノートも配布し、会場で皆様と一緒に見ていきました。これを機会に、相続にそなえて、できる範囲でなるべく準備をしていただければと考えています。
相続について、最近は終活という言葉も身近になり、だいぶん身近になってきたと思いますが、それでもまだまだ生前に考えるのは抵抗がある方も多いです。価値観はそれぞれですが、法律的なことがどうしても絡んできますので、うまく対策していただければと思います。正式な遺言でなくても、エンディングノートなどで、メモやリストを残すだけでも、相続する側の方もかなり助かることがあるとおもいますし、家族会議などで希望をお話しされるのもいいかと思います。
私はあまり人前に立つのが好きではないのですが、最近は講師をさせていただく機会も増えてきまして、ちょっとは慣れてきたかな、と思っています。時間配分もあるので、時計は分かりやすい位置にあるとやりやすいですね。
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