先月になりますが、鹿児島県司法書士会にて、渉外不動産登記についての研修を担当させていただきました。研修は、日本司法書士会連合会で所属している室経由のこともあれば、理事をさせていただいている渉外司法書士協会経由、また直接のご依頼でさせていただいております。
主にZOOMで、会場は運営の方がメインのハイブリッド式の研修でした。会員数３００人前後で参加された方が１００人を超えていたとのことです。会員の３人に１人は参加いただいたことになります。
渉外不動産登記の実務について、日本全国で関心が高まっているようです。来年には相続登記も義務化され、渉外相続登記も増えることが予想されます。渉外登記、売買などの特定承継についての登記は、そこまで難しくないのですが、これが相続登記となると、諸外国では日本のように戸籍制度がない国がほとんどであるため、相続関係を証する書類の収集が簡単ではありません。時間も費用がかかります。
簡単ではないですし、ケースバイケースになってきますので、研修でお話しできるのはごく一部分にすぎませんが、多くの同業者の方が関心をもって取り組んでいただきたいと思います、というか取り組んでいただかなくてはいけない状況になると思っています。私も微力ながら協力させていただければ、と思っております。
研修に伺うと、各司法書士会で、懇親会を開催いただいたり、歓待していただく事がおおく、ありがたいです。また、各地のグルメをいただきながら、いろんな話をさせていただくのは楽しいひと時です。自分の立ち位置を見直すひと時でもあります。
またほかの地域で研修を担当させていただく事もあるかと思いますが、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
鹿児島は初めて行ったのですが、やはり西郷隆盛と桜島でしょうか。西郷隆盛も知ってはいましたが、改めてその生涯を知り、本当にいろんな人に慕われて、信念のある方だったのだな、と思いました。こもっていた洞窟から最後の地まで、歩いてみました。激動の時代、悲しい最後ですね。また、鹿児島は、独自に中国に留学ルートを持っていたということも知り、大変興味深かったです。
天気も良く、風景もとてもきれいでした。桜島にも行ってみましたが、火山のにおいが少ししました。そういえば、子供のころ、なぜか火山が好きで、マグマに地球の息吹を感じ、図鑑を眺めるのが好きでした。桜島ではすこし火山のにおいを感じることができたと思います。火山灰は、生活の上では大変でしょうね。お墓の上にも灰が被らないよう屋根がついていました。
来週は、渉外司法書士協会の海外視察で台湾に行く予定です。企画にも参加させていただきました。現地の地政士さん協力のもと、実務現場をたくさん視察させていただく予定です。
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